次のリンクからファイルをダウンロードしてください。データには、スタンフォード大学で作成された 'The Stanford Bunny' の3Dデータを元に生成された展開図のデータが含まれます。
- bunny.zip (213KB)
ファイルはzip形式で圧縮されていますので、ダウンロード後に解凍してください。
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メッシュモデルのStrip近似によって得られたペーパークラフト用展開図
当ページで公開されている展開図は次の論文で紹介されている手法の実装結果として得られたものです。
詳細は以下の論文をご覧ください。
'Making Papercraft Toys from Meshes using Strip-based
Approximate Unfolding',
Jun Mitani and Hiromasa Suzuki, to Appear at SIGGRAPH2004. (PDF 8.5MB)
1. データのダウンロード
次のリンクからファイルをダウンロードしてください。データには、スタンフォード大学で作成された 'The Stanford Bunny' の3Dデータを元に生成された展開図のデータが含まれます。
ファイルはzip形式で圧縮されていますので、ダウンロード後に解凍してください。
2. ビューワーのダウンロード
上記のリンクよりダウンロードしたファイルは、ペパクラデザイナー用のPDOファイルです。
(「ペパクラデザイナー」は、ペーパークラフト用の展開図をポリゴンモデルから自動生成するソフトウェアです。)
ペパクラデザイナー自体は市販ソフトですが、そのファイルビューワーは無料で公開されています。以下のリンクからビューワーをダウンロードしてください。ただし、ビューワーはWindowsバージョンしかありません。
PDO形式には、展開図データだけでなく、立体データも含ませることができ、1つのアプリケーションで立体と展開図を同時に表示することができます。これにより、工作のときに、どのパーツとどのパーツを張り合わせればよいかをパソコン上で確認できます。
( Windows以外のOSをご使用の方は次のPDFファイルをダウンロードしてください。 bunny.pdf (64KB) )
3. 印刷と組立て
展開図のデータファイルである 'bunny.pdo' をペパクラビューワーで開くと次のように表示されます。
「対応する面の確認」ボタン を押して、モデルウィンドウ、展開図ウィンドウのどちらかで、パーツをクリックすると、それに対応するパーツが両方のウィンドウで赤く表示されます。これによって、展開図と立体モデルの対応を確認することができますので、実際に工作するときに参考にしてください。
[ファイル]-[印刷]メニューで展開図を印刷できます。
※ 印刷の前に[表示]-[面の描画にテクスチャと色を使用する]のチェックをはずしてください。このチェックがついていると、展開図の面が上の画面に表示されているように、薄紫色で塗りつぶされてしまいます。
展開図は、A4サイズの用紙4枚に出力されます。特に厚手の紙を使用する必要は無く、通常のコピー用紙で大丈夫です。
組立てには、忍耐が必要です。また、時間もかかります。論文では、組立てに2時間15分を要したと記されていますが、このときはカッティングプロッタを使用して展開図を自動で切り出しています。また、ペーパークラフトの経験が豊富で、作業に慣れた者の記録ですので、初めてチャレンジする人は、もっと時間がかかることが予想されます。もしかしたら丸一日の作業になるかもしれないことを予めご承知おきください。
さて、準備はできたでしょうか。
展開図には、のりしろがありませんので、セロハンテープでそれぞれのパーツを張り合わせるとよいでしょう。
まず最初は、次の写真にあるように、部位ごとのパーツを組み立てて、それらを後から組み合わせることをお勧めします。
内側からセロテープで張り合わせると、組立て後のモデルが綺麗に見えます。ただ、ウサギの耳の部分など、指を入れられないほど細かい部分は内側から張るのが非常に困難です。あまり無理をせずに、多少の妥協は必要と思ってください。
どうぞ肩の力を抜いて、ペーパークラフトを楽しんでください。
作品の写真
2004 Jun Mitani jmitani@riken.jp